2006年01月02日

「お待ち」にならない

訪問販売の業界で良く使われる用語に「お待ち」があります。

通常なら忌み嫌われる訪問販売ですが、中にはまるで訪問販売が来るのを待っていたかのようにあっさりと契約書にハンコを押してしまう人がいるのです。そのような人を業界では「お待ち」と呼んで崇めています。

ちなみにうちの義母は典型的な「お待ち」です。自分では警戒心に満ち溢れた性格だと思っているようですが、押入れを開けると価格表示のない百科事典セットや羽毛布団などが出てきます。外に出て屋根を見上げると数ヶ月前まで朝日ソーラーが乗っていました(笑)。


では、ネット上での「お待ち」とは、どういう人なのでしょうか?


「儲かる」と聞けば、疑いもせずについつい情報商材を買ってしまうような人ですね。でも、世の中にそんなに簡単に儲かる方法を教えてくれる人がいるでしょうか? 本当に儲かる方法なら簡単に売り出すとは思えませんし、本気で売るつもりでいるのなら、自分はその方法から撤退する覚悟で超高値で放出するはずです。

私個人の話ですが、会社を設立してようやく軌道に乗ってきたと自分でも思えるようになった頃に、信頼できる会社の社長さんからこのようなことを言われました。


「会社を売る時のことは常に考えておきなさい。良い時に売ることは、経営者として一つの切り札になるんだから。そして、売る時は少なくとも年商の5倍以上の額で売りなさい」


この5倍という数字が妥当な数字かどうかは実際に売ってみたことがないので分かりませんが、それぐらいの気構えと自尊心を忘れずに会社を経営していきなさいということでしょう。また自分はそれだけの無形財産があるんだということを教えてくれたのでしょう。


さて、悪徳情報起業家が売り出している情報商材(=ノウハウ)はどうでしょう? 企業秘密と言うべき手法が記載されているはずなのに、あっさり手放しているとしか言いようのない価格で販売しています。おかしいですよね。

人間なら誰でもお金を稼ぎたいと思う気持ちはあるはずです。それなら自分で稼ぐ方法を考えるぐらいの気概を持たなければ稼げないでしょう。

投資の世界では、「情報を得た時には死に情報」という言葉があります。ネット上に氾濫している情報商材も似た傾向があるでしょう。たとえ本当に稼ぐことのできる方法だったとしても、多くの人がやるようになれば、パイの取り分は確実に減少するわけですから。

そういう常識に反して、参入者が増えてもパイの取り分が変わらないというなら、大資本家がこぞって参入してくるでしょう。

怪しい情報には自ら近寄らない。むしろ自分なりにどうすれば今以上に稼ぐことができるのかを試行錯誤してみる方が楽しいでしょう。心にゆとり(隙ではなく)を持つだけで悪徳情報起業家の魔の手からは遠のいていけると断言できます。
posted by ひっそり at 12:19| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも漠然と考えていたノウハウ販売へのもやもやをいっきに晴らしてくれるブログですね!
私もせどり開始直後は「せどりノウハウ」を購入しようかとちらっと考えました。参入時、情報がない時期が一番危ないのでしょう。
今後も応援させていただきます。頑張ってください!
Posted by がーせん at 2006年01月03日 01:49
・・・非常に氏らしい出来に感嘆。
「ノウハウ販売」が成立する背景には、日本人の甘さがあるんやろね。
その甘さが日本人らしさなんだから否定は出来ないけど、逆利用で稼ぐ輩は排除されて当然。
頑張って下され。
Posted by Laid-back at 2006年01月03日 10:33
やはり心の隙を見せないことが肝要ですよね。あこぎな商売が成立するような寂しい世の中はうんざりです。
Posted by ひっそり at 2006年01月03日 16:00
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